便秘を楽に出す方法

便秘のきっかけが腸炎?過敏性腸症候群

過敏性腸症候群は下痢と便秘が慢性に起こる病気。
34歳のサラリーマン。通勤電車で必ず腹痛で各駅停車にしか乗れない。
大学生で試験前に必ず便秘、4日異常排便がない、腹痛で勉強できない。
ストレスが原因。
慢性的に繰り返されるのが過敏性腸症候群。
日本人の10%〜20%がかかっているとされている。

過敏性腸症候群の便秘はスピードが遅いから

腸は自律神経と繋がっている。
食べ物が小腸から大腸まで送られる。
すこしずつ大腸で水分が吸収されながら便ができていき、最終的に排泄される。
しかし、脳が過剰なストレスを感じると、脳の中でストレスに関係するホルモンが排出され自律神経を刺激される。
腸の動きに異常が起こる。

便が早く通り過ぎすぎると、水分が腸に吸収されないため下痢が起こる。
腸の動きが乱れて便を送り出すのがうまくいかなくなると水分が吸収されすぎて便秘になる。

過敏性腸症候群の原因

不安、緊張、周囲への過剰適応、抑うつなど。
これらのストレスは自覚しないのに起こる場合もある。

腸にも原因がある。心だけが原因ではない

腸が通常よりも敏感になり、通常なら我慢できる刺激にも反応してしまう。
腹痛、下痢、便秘が起こる。

きっかけは腸炎

細菌やウイルスに感染すると腸が炎症。
治療して治ったとしても軽い炎症が残り敏感になる。
卵が原因のサルモネラ菌
鶏肉のカンピロバクター
赤痢菌
ノロウイルス
なども原因。
治療して治った後もなりやすいことがわかっている。

ストレスに過敏な人が感染性腸炎が原因になることがある。
敏感になった腸に自律神経からのストレスの刺激が加わると腹痛、下痢、便秘が起こるとされている。

きっかけは腸内細菌

服用中の薬、(抗菌薬)などによって腸内細菌のバランスが崩れて悪玉菌が多くなる。
悪玉菌が毒素をだして腸が過敏になる。
ストレスでも腸内細菌のバランスが崩れることが分かっている。

過剰なストレスによる刺激が自律神経を伝わり腸に伝わることによって起こる。
たくさんの神経細胞に囲まれる腸は、脳にも送られている。
腸が過敏になると脳に過剰な刺激が加わり、脳に大きなストレスになり、腸にさらに大きな刺激が加わるという悪循環が起こる。
過敏性腸症候群からうつ病や不安症を発症する。
患者の3分の1がうつ病などを患っている。

過敏性腸症候群にかかりやすい人

安部首相もなってましたね。
マイボトルにおさ湯(ぬるま湯)をいれて対策してました。
命に別状はないが生活の質を下げる病気。
生活に支障が出る場合は病院に行きましょう。

過敏性腸症候群のチェック

@お腹の痛みや不快感が月に3回以上、細菌3ヶ月間あるがYESの場合

AYES2つ以上
排便で症状が和らぐ
排便回数が増減する
便が軟らかい、硬い

過敏性腸症候群の可能性が高い。
癌や潰瘍などの目に見える病変はないので重視されない場合もある。
ヤブ医者などで取り合ってくれない場合は日本神経消化器学会などの認定医に相談しましょう。

便秘のきっかけが腸炎?過敏性腸症候群